2013年10月角井通直氏

2013年5月 月例講演会報告

Hewlett-Packard社の新戦略

講師:角井 通直

日時:2013年10月16日(水)

略歴:HP Corporate Marketing Briefing Program Manager

講演内容
今回の例会は、この誰にも知られた、シリコンバレーで最も大きく、全米でも売り上げ10位の大きさであるHPの戦略についてお話いただいた
HPはご存知のように1939年にスタンフォードの卒業生のBill Hewlett とDavid Packardがガレージで創業した会社である。スタンフォードのFred Terman教授が育てたことで有名である。
HP は2001年にCompaqを買収して以来、デスクトップ、ラップトップ、サーバーの分野での主要なメーカーとなった(Personal System Group) 。また、2008年にEDSを買収したことでエンタープライズサービスの分野を拡大した(Enterprise Business Group)。さらに2009年に3Comを買収したことでCiscoに対抗するネットワーキング分野にも進出し、インフラストラクチャーのフルポート フォリオを完成させた。このように買収により新しい分野に進出する戦略をとってきた結果、2011年には売上げ127Billionドル(約12.7兆 円)で全米の第10位、純利益7.0Billionドル(約7000億円)に達した。しかし、2012年にAutonomyの買収の失敗から 8.8Billionドルの償却の必要性に迫られ、株価は急落した。さらにPCやプリンターなどのハードウエアの分野の売り上げが縮小してきており、全体 の売上げと利益は低下傾向にある。いまや新しい戦略が必要となっている。
これからHPがどこに向かうのか、このような古い大会社がどうやって生き残ってゆくのか、についてはシリコンバレーはもちろん米国にとっても大きな問題である。日本としても、同じように成長が止まっている電気産業の行く先を見極めるためにきわめて関心の深いところである。
講師の角井さんはHP Japanからシリコンバレーに派遣されて1年9ヶ月になるが、その間、多くの日本人コミュニティに対して、HPの紹介をして頂いている。今回特別にお願いして、話せる範囲でHPの現状と今後戦略についてお話いただいた。

講演資料は下記のファイルをご覧下さい。
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Yasuhiko Nagaoka,
2013/10/29 23:40
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