イベント / Event

 

2024年5月  講演イベント

日本から海外へ:海外市場を目指す日系スタートアップ企業から学ぶ

「日本発イノベーションの加速化」について考える際、必ずと言っていいほど話題に上るトピックの一つが、日系スタートアップ企業のグローバル市場に向けたスケーラビリティではないでしょうか。近年、日本政府による「スタートアップ育成5か年計画」をはじめ、経済産業省やJETRO、各都道府県自治体などから次々に、スタートアップ企業の海外展開を支援する施策が打ち出されていますが、実際に日本国内で生まれるスタートアップ企業の多くが、国内市場特化型の事業プランを中心としたビジネス展開に終始する傾向にあると言われます。海外ユニコーン企業が、ビジネス初期から世界市場を目指し、当然のようにグローバル展開を視野に入れた事業展開を試みることを考えると、非常に対照的と言えるでしょう。


日本が世界に取り残されることなく、経済成長を持続するためには、将来の雇用や経済発展を支えるスタートアップ企業の創出が不可避です。更には、国境を越えて海外市場シェアの獲得を目指そうという勢いや高い目標(または野心)も、スタートアップ企業の成長を支える大きな原動力でしょう。


SVIF5月例会では、日本発、海外市場を踏み台に事業拡大を目指すスタートアップを応援する企画として、現在シリコンバレーの地での取り組みを進めるスタートアップ企業3社をお迎えし、それぞれの企業ストーリーや当地での取り組み、各企業の目指す世界などについてお話を伺います。皆さま、奮ってご参加ください。



【開催日時】

2024年5月10日(金) 17:30-20:30 (US Pacific Time)


【開催場所】

Japan Innovation Campus

212-214 Homer Ave, Palo Alto, CA 94301


【例会次第

17:30 開場、受付開始

18:00 - 18:05 SVIFご挨拶、講師ご紹介

18:05 - 19:30 ご講演、ディスカッション、質疑応答など

19:30 - 20:30 ネットワーキング 

 

【パネル登壇者】

菊池 慶輔 氏

代表取締役、Zuva株式会社

 

新卒入社したインクス(現:SOLIZE)では日本・中国での技術営業、新規事業開発業務を担当。その後、IRやM&A、財務戦略に関するアナリスト職を経て、日米で創業・シード期の投資を行うVCであるウエルインベストメントに入社し、2019年同社投資部部長に就任。2022年には、自らが共同創業したファンド投資先であるZuvaの代表取締役に就任して、日米での事業展開をリードしている。2023年11月には「Japan Innovation Campus」のコワーキングメンバーに採択。早稲田大学法学部卒。東京工業大学大学院(環境・社会理工学院)修了。CMA。早稲田大学招聘研究員。

 

 

和氣 千明 氏

代表取締役社長、CoreTissue BioEngineering

 

米国の大学を卒業後、医療機器メーカーBecton Dickinson、Boston Scientific, Abbott Medicalにて、約18年間マーケティング、メディカルサイエンス、ビジネス ディベロプメント、マネージメント業務を経験。早稲田大学大学院経営管理研究科(MBA)にて、医療機器を日本から世界へ普及させるエコシステム構築の研究し、2021年9月よりCoreTissue BioEngineering株式会社に参画。2022年6月代表取締役社長就任。現在、リードパイプラインである生体組織を用いた膝前十字靭帯の国内および米国展開を目指す。