2007年11月 小里 文宏氏

11月度 月例講演会 「Nasdaqまで」

Techwell CEO 小里文宏氏

昨年、Techwell社をNasdaq上場させた、小里社長の講演。100名を超える参加者で、会場は熱気に包まれる。

シリコンバレーで起業してNasdaqへという、ベンチャーにとっての理想の姿を実現した小里社長の言葉は、一つ一つが奥深い意味をもっていた。

司会は西浦副会長

軽妙な語り口の中にも、シリコンバレーでの経験がにじみ出る。

手にしている本は、2001年に出版された「シリコンバレーの日本人起業家たち」(滝田誠一郎著KKベストセラー)

この中にすでに小里社長はNasdaq上場を目指す日本人起業家として紹介されている

会場一杯の参加者

緊張していると話す小里社長

いよいよ、プレゼン開始


明確な目的を持つ

起業した理由は、家族のためにお金持ちになりたかったこと


流行などで会社を創めるものではない

会社を創るために会社を創ってはいけない


慎重に計画を立てる

現在いる会社で業績を出せない人はおそらく起業してもうまく行かない

本当に優秀な仲間を集める

前の経験から同じものを作れるだけの人はダメ

何十万人中で数名しか解けないような問題を解ける人とチームを組む

悪い商品は優秀なセールスマンでも売れない

本当にいい商品をとことん考える

皮算用は夢と計画であって必ずしも悪いことではない

明確な目的を持ち、慎重に計画し、大胆に実行する

それでも自分の目的と計画を信じて努力をし続ける

何があっても深刻にならずに真剣になる

1.1倍頑張れば数倍のゲインがある

1.1倍頑張れる人が成功する

小里社長の将来の夢

Venture Capitalになる

一番大事なのは子供の教育

教育レベルが高かったから日本には経済高度成長期があった

講演のあと、花束贈呈が行われ、あとは個人的な質問で、長蛇の列

講演終了後2時間半、個別の質問に対応いただいた後会場を閉めたのが22:30であった。

とても内容の深い11月度例会であった。

小里社長、ありがとうございました。