世界の市場環境が日々大きく変動する中、日本企業が持続的に成長し、イノベーションを実現していくためには、過去の経験から本質的な学びを得て、未来へと活かす力が求められています。今回のイベントでは、シリコンバレーで数十年にわたり、日本企業の新規事業創出やグローバル展開を支援してきた2名のコンサルタントを講師にお招きし、数々のリアルなプロジェクト事例とともに、そこから得られた実践的な教訓を共有していただきます。
当日は、これまでの挑戦と失敗から見える構造的な課題、そして日本企業が変化の激しい世界市場で再び飛躍するために必要なマインドセットや組織文化、実行力について、多角的に掘り下げます。また、CVC投資をはじめとする様々なオープンイノベーションの形態で、数多くの日本企業とスタートアップとの協業を支援された講師の豊富なご経験に基づき、これから日本企業がシリコンバレーでより大きなインパクトを出していくための新しい手法についても議論します。
新規事業開発やグローバル展開に関心のある企業関係者、スタートアップ経営者、アントレプレナーの皆様にとって、明日からの挑戦に活かせる多くの気づきが得られる貴重な機会としたいと思います。奮ってご参加ください。
【開催日時】
2025年6月20日(金) 17:00-20:30 (US Pacific Time)
【開催場所】
Japan Innovation Campus
212-214 Homer Ave, Palo Alto, CA 94301
【例会次第】
17:00 開場、受付開始
17:30 - 17:35 SVIFご挨拶、講師ご紹介
17:35 - 19:20 パネル講演&ディスカッション、質疑応答など
19:20 - 20:30 ネットワーキング
【パネル登壇者】
石井 正純 氏
Founder and Managing Partner, AZCA Inc.
日本IBM、McKinsey & Companyを経て1985年にシリコンバレーにAZCA, Inc.を設立。ハイテク分野での日米企業の新事業創出支援やグローバル人材の育成を行っている。
AZCA, Inc.を主宰する一方、1987年よりベンチャーキャピタリストとしても活動。Logitech(日本ではLogicool)の社外取締役として1988年の日本市場参入およびスイスでの上場に貢献。また、日本発スタートアップ企業を多くAZCAでインキュべートし、VALUENEXなど数社を上場企業、グローバル企業に育てている。2006年より2012年までXerox PARCのSenior Executive Advisorを務め、多くの日本企業のオープンイノベーションに貢献。
北加日本商工会議所(2007年会頭)、Japan Society of Northern Californiaの理事などを歴任。2016年まで米国 ホワイトハウスでの有識者会議に数度にわたり招聘され、貿易協定・振興から気候変動などのさまざまな分野で、米国政策立案に向けた、民間からの意見および提言を積極的に行う。
2018年まで静岡大学工学部大学院および早稲田大学大学院ビジネススクールの客員教授、2019年以降は中部大学客員教授および東洋大学学術アドバイザーを兼任。
新聞、雑誌での論文発表および日米各種会議、大学などでの講演多数。著書に「マッキンゼー成熟期の差別化戦略」、「Venture Capital Best Practices」、「感性を活かす」、「イノベーションは日本を救うのか」など。
東京⼤学⼯学部計数⼯学科卒、スタンフォード⼤学よりコンピュータサイエンス修⼠号取得。
Zak 村瀬 氏
Partner, AZCA Inc. / Managing Director, Pacific Sky Partners
AZCAのパートナーとしてコーポレート・ベンチャースタジオを推進する。
1994年にソフトウェアエンジニアとしてソニー入社後、1998年にパソコンVAIOのプロダクトマネージャーとしてシリコンバレーに赴任。米国PlayStation Network、光ドライブ事業、UX開発におけるスタートアップとの協業などを経て、2013年に米国ソニーを退社。グローバル・ブレインのシリコンバレーオフィス設立に参画し、KDDIや三井不動産のCVCファンドより米国スタートアップへの投資を担当。2017年独立しPacific Sky Partnersを創業。主にシリコンバレーでスタートアップと協業あるいは投資を模索する日本企業向けにコンサルティングを行うほか、現地スタートアップのアドバイザー、日本のスタートアップのアメリカ進出支援などに従事。また2020年にはPlug and Play Japanの投資ヘッドとして日本のスタートアップへの投資も担当する。
現在は日本企業、スタートアップの支援の傍ら、グローバルを目指す日本の起業家の支援や、中高大学生向けのアントレプレナーシップ教育にも力を入れている。
慶應義塾大学環境情報学部卒。