2015年9月 JTPA-SVIF合同企画
JTPA-SVIF合同企画報告
「モバイル/IoTプロトタイピング体験アイデアソン」
日時:2015年9月11日( 金)
開催場所:Hacker Dojo
プログラム内容:
“次なるイノベーション”の模索は、日米問わず多くの企業にとって常に重要な課題ですが、日常の小さな問題意識や発想の転換、試行錯誤のなかで経験する“気付き”が新ビジネスのアイディアにつながるということがよくあります。身近な問題をいまある技術や手法を使って解決しようと考えるとき にまず大切なことは、柔軟な発想と多角的な観点からの検討、ではないでしょうか。
本イベントでは、現役学生からビジネス経験豊富な社会人まで、幅広い年齢層の参加者が一体となって1つの問題解決に取り組んだときにどのような発想が生み出されるか、あるいはハンズオンな技術を利用して問題解決のソリューションをどのようにデザインできるのか、といったことをアイデアソンで実際に体験してみました。
<企画詳細>
誰でも簡単にモバイルやIoTのモックアップが作れるPOPとKinomaを使った、 各団体混成チームによるアイデアソンを行いました。エンジニアの多いJTPA、ビジネスマンや起業家の多いSVIF、SJSUの学生からなるJSS、そして日本の企業や大学から研修でシリコンバレーに来ている若者で混成チームを作りました。
POP は手で書いたメニューや図をスマートフォンのカメラで取り込みそのままモバイルアプリが作れてしまう手軽なプロトタイピングツールです。デザイナーから学生や起業家まで、数分で自分のモバイルアプリを作ることが出来てしまう優れものです。 https://popapp.in/
Kinoma は以前JTPAのガジェット忘年会で試された方もいらっしゃるかもしれません。Javascriptを使ってモーターやLEDを 制御できるIoTキットで、難しい知識無しに色々なセンサーを組み合わせたハードを開発できます。http://kinoma.com/create/
1チーム 4-5人程度。
まず最初にPOPとKinomaの簡単な説明がありました。
各チームでブレインストーミングをし、身の回りの小さな問題から社会問題を解決するアプリまで、自由にテーマを決めてプロダクトを発想し最終的にはプレゼンを作成して頂きました。
POP あるいはKinoma Createを使って簡単なデモを作り利用シーン例などをプレゼンに盛り込んでもらい、POPやKinomaについては専門のヘルパーがつきますので使い方などをその場で聞いたりサポートを受けたりしました。そして、最後に行ったプレゼンで各団体からささやかな賞をお送りました。
今回のハッキングテーマは"Prototyping"と"Team"です。
短い時間でいかに1つのプロトタイプを完成させることが出来るか、また異なるバックグラウンドの人間同士でいかにお互いの長所を出しながらまとめることができるかを行いました。
<合同企画団体/組織>
JTPA (Japan Technology Professional Association)
JTPAは技術を志向する日本人プロフェッショナルがシリコンバレーで働くのを支援するためのNPO。シリコンバレーで働く日本人プロフェッショナルのネットワークを構築するのに加え、日本にいる若手技術系の方々に対してシリコンバレーに関する啓蒙活動を実施。
Web site: http://www.jtpa.org/
JSS at SJSU (Japanese Student Society at San Jose State University)
JSSはSJSUの日本人留学生や日本に興味のある生徒の支援を目的とし設立された学生団体です。学生同士の交流の場を提供するだけでなく、将来の就職活動に向けての対策といった機会も設け、学生生活をサポートしています。
Web site: http://794126860550490823.weebly.com/