2021年4月 黒田 豊氏

演題:「コロナ禍は日本企業、日本社会にとって変革の大きなチャンス」

今回は、Cardinal Consulting Internationalの黒田 豊氏を講師にお招きしてお話を伺いました。

昨年春に始まったコロナ禍は、人々の行動、考え方を大きく変えました。これは世界中で起こっていることですが、日本企業、日本社会にとって特に大きな意味があります。日本企業、日本社会の課題はすでに多く語られていますが、今回ご登壇頂きます黒田氏も、5年前の著書「なぜ日本企業のビジネスは、もったいないのか」(日本経済新聞出版社)に、シリコンバレーから見た日本の問題点、解決のヒントなどについて述べていらっしゃいます。

そのときの日本の方々の感想には、「言われていることはよくわかるし、同感することも多々ある。しかし残念ながら自分の会社は変われそうにない」というものが多くみられました。それが今回のコロナ禍で、変わらざるを得ないことがいくつも出てきており、そしてやってみれば出来ることもわかってきました。これは、日本企業、日本社会が変革する大きなチャンスと述べていました。しかし、今年になって日本を見ると、変革に邁進する企業ばかりではなく、コロナ前に戻ろうとする動きも少なくないのが懸念であり、日本企業、そして日本社会には、ぜひ今回の変革のチャンスを生かしてもらうべく、シリコンバレーにいるみなさんとともに、日本企業、日本社会変革の後押しをしたいと、黒田氏は考えていらっしゃいます。


【開催日時】

2021年4月16日(金) 17:00-19:00pm (米国西海岸時間)

2021年4月17日(土) 9:00-11:00am (日本時間)


【開催形式】

オンライン


【例会次第】

17:00 Meeting sessionオープン

17:00 - 17:10 SVIFご挨拶、講師紹介

17:10 - 19:00 ご講演、質疑応答


【講師】

黒田 豊氏 Cardinal Consulting International、Managing Director/CEO 


<略歴>

  • 神戸市生まれ

  • 米国 Stanford 大学 Engineering Management 工学修士

  • 早稲田大学理工学部電子通信学課卒業

  • 日本アイビーエム株式会社入社、 日本アイビーエム及び IBM アジア太平洋地域本部通信システムズ担当プロダクト・マネージャー

  • SRI International(旧 Stanford Research Institute)Principal Consultant、Asian Program Director

  • SRI のスピンオフベンチャー会社(AtomicTangerine)、その後合併した会社(RedSiren)で、Asia Pacific Director

  • 就実大学経営学部特任教授


現在: Cardinal Consulting International、Managing Director (CEO)

  株式会社コンピューターマインド社、非常勤取締役

  未来学園 LLC 理事長

  東京都NEXs Tokyo およびASAC(Aoyama Startup Acceleration Center)メンター

インターネットをはじめ、情報通信電子分野に関連したビジネス・コンサルティングを日本企業を中心に各国の企業に対し提供


<主な著書>

  • “なぜ日本企業のビジネスは、もったいないのか”( 2016 年 1 月、日本経済新聞出版社)

  • “シリコンバレーのコンサルタントから学ぶ、成功するイノベーション”( 2014 年 12 月、幻冬舎)

  • “インターネット・セキュリティ”(1997 年 7 月、丸善ライブラリー)

  • “インターネット・ワールド”(1995 年 4 月、丸善ライブラリー)

  • インターネットコラム“シリコンバレー通信”( www.sv-comm.com) (1995 年 9 月から執筆開始し、現在も継続中)

現在、米国カリフォルニア(シリコンバレー)在住(1988 年から、32 年余り) 、日本には年10回程度出張



20210416_黒田氏.pdf